【ChatGPTの活用その2】ChatGPTは完璧なツールじゃない。ChatGPTにも苦手なことが

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前回の記事【ChatGPTの活用その1】ChatGPTとは?では、ChatGPTの簡単な使い方を紹介しました。ChatGPTは確かに便利なツールですが、万能というわけではありません。どんなことが苦手で、どんな場合にはChatGPTを使うべきでないのか、紹介していきたいと思います。

正確な情報が必要な時

ChatGPTは基本的には事前に学習した情報を基に文章を生成しています。

そのため、「あたかも本当のように見える間違った情報」を出すことがあり、これを「ハルシネーション(幻覚)」と呼びます。たまに、AIが嘘をつくと耳にするのはこれが原因です。そのため、正確な情報が必要な時はウェブ検索を併用する事が大切です。

2023年頃から、ChatGPTにはウェブ検索機能が搭載されました。
このウェブ検索機能を使えば、ChatGPTがウェブ検索をしながら回答してくれるためハルシネーションは起こりづらく、ソース元のはっきりした信ぴょう性の高い回答をしてくれます。

現在無料プランでもチャットGPTの下部から「検索」をクリックしてから質問する事で、ウェブから検索して回答してくれるようになりましたが、無料プランだと使用回数に制限がある上、ソース元がいい加減な情報を載せていたり、情報が古い可能性もあるので、過信は禁物です。
必ずソース元も確認しながら多角的に情報を集めるようにしましょう。

最新情報を知りたいとき

先ほどの正確な情報にも通じますが、ChatGPTの知識は学習された時点のものにとどまっており、たとえば「今週の天気」や「最近リリースされた商品情報」「新しい制度」などは反映されていません。時間に関係する話題は、リアルタイムで更新されているニュースサイトや公式サイトを確認するのがベストです。

正確な計算や数式処理が必要なとき

ChatGPTは計算もある程度できますが、複雑な計算や条件が絡む数式ではミスが起きる可能性があります。また、単位換算や細かな計算式の扱いにも誤りが出ることがあります。こうした場面では、電卓や専門ソフトを利用した方がよいでしょう。

専門的な判断が必要なとき

法律や医療、投資、契約など、判断ミスが大きな影響を及ぼす分野では、ChatGPTの回答を鵜呑みにするのは避けた方が良いです。あくまで参考程度にとどめ、最終的な判断は必ず専門家に相談しましょう。AIはウェブ検索機能を使っていたとしても、最新の情報や細かなあなたの状況までは把握できません。嘘とまではいかないとしてもハルシネーションのようにAIが生成する回答には誤りやあいまいさが含まれることがあり、思わぬトラブルにつながる可能性もあります。

緊急対応・危機管理

専門的な判断が必要な時に通じますが、緊急時や危機管理の現場では、AIの回答が不適切だった場合に重大な問題につながるため、AIの回答を鵜呑みにするべきではありません。
こうした状況では正確で迅速な判断が求められる一方、現場の情報が錯綜しやすく、AIが誤った指示を出すリスクが高いためです。
また、災害などで通信インフラに障害が発生した場合、AIシステム自体が使えなくなることもあります。


いかがだったでしょうか。
AIのいろんなニュースや噂を聞くと、ChatGPTはまるでなんでもできる魔法のツールのように感じてしまうかもしれませんが、実は苦手なことも多いです。
どんなツールにも言えることですが、得意なことと苦手なことがありますので、ChatGPTの事を理解し、上手に活用していきましょう。
今後も当サイトでは、AIに関連する記事も多く投稿していきますので、ぜひ他の記事も見て行ってください。

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