以前の記事で、メガバンクや地方銀行は損ばかりというお話をしました。
ネット銀行は今や、多くの人が使い「当たり前」になりつつあります。
その中でも、私が特におすすめしたいのが住信SBIネット銀行です。
今回は、なぜ住信SBIネット銀行が数あるネットバンクの中でも抜きん出ているのか、その理由をご紹介していきます。
スマプロランクの無料回数だけじゃない
住信SBIネット銀行にはスマプロランクというステージ制が採用されています。
スマプロランクが上がるほど、ATM利用や他行あて振込の無料回数が増える仕組みです。
スマプロランクの無料回数やランクアップの条件などは、以下の公式ページを参考にしてください。
👉参考:スマートプログラム | 住信SBIネット銀行
他の多くのネットバンクでも同様のランク制度を採用しています。
一見すると大きな差はないように思えますが、実は住信SBIネット銀行ではスマプロランクに関係なく、手数料がかからないケースが多いのです。
アプリでATMを使えば、引き出しが何度でも無料
住信SBIネット銀行は、セブン銀行やローソン銀行などのコンビニATMで、「アプリでATM」を利用すれば、24時間365日、何度でも現金の引き出し手数料が無料です。
他のネット銀行でも無料回数はありますが、住信SBIネット銀行は「アプリでATM」を使えば回数制限がなく、何度でも引き出し可能なのが大きな魅力。
キャッシュカードを使うと無料回数を消費してしまいますが、スマホで引き出しができるため、キャッシュカードを使う必要すらありません。
まだまだお医者さんや個人店で現金が必要な場合もあるため、スマートにお得に銀行を使うなら、住信SBIネット銀行は非常に良い選択肢になります。
「ことら送金」で他行でも送金無料
多くの銀行では、他行あての振込手数料が有料です。
メガバンクでは店舗で1回1,000円近く、ネットバンキングでも300円程度かかることもあります。
他のネット銀行でも、ランクやステージによって無料回数が決まっていますが、何度も送金する人にとっては不便です。
しかし住信SBIネット銀行には、「ことら送金」という非常に便利な送金機能があります。
これは、1回10万円までの個人宛送金が何度でも無料かつリアルタイムで可能なシステムです。振込画面から条件に合えば自動的にことら送金が適用されます。
多くのメガバンクや地方銀行がことら送金に対応しているため、基本的に問題なく利用できるでしょう。
さらに、ことら送金では、送金先に電話番号やメールアドレスを指定することも可能です(※受取側の設定が必要です)。
給与口座が指定されていても安心「定額自動入金サービス」
ネット銀行の便利さは分かっていても、会社で給与受取口座が指定されていることがあります。
本来、会社員は自分で受取口座を指定できますが、公務員など一部の職種では変更できないこともあります。
そんな場合でも住信SBIネット銀行なら安心。
「定額自動入金サービス」を使えば、毎月他行口座から自動で住信SBIネット銀行に入金できます。
しかもこの方法なら、手数料がかからず、住信SBIネット銀行をメインバンクとして活用可能です。
(※スルガ銀行のみ、定額自動入金サービスに手数料が発生します。2025年8月現在)
毎月の支払いも自動で「定額自動振込サービス」
こちらは、毎月決まった金額を自動で他行に振り込むことができるサービスです。
先ほどの自動入金サービスとは違い、こちらは手数料がかかりますが、スマプロランクによっては無料回数が適用されるため、実質無料で使える場合が多いです。
スマプロランクは住信SBIネット銀行のアプリのインストールなどの条件ですぐに上がるため、毎月定額の振込をよく忘れてしまう方には非常に便利です。
「目的別口座」で自動で貯金
住信SBIネット銀行では、代表口座とは別に最大10個の目的別口座を作ることができます。
マイホーム資金、車の購入費、旅行代、税金、リフォーム資金など、目的ごとにお金を分けて管理できるため、使途が明確になり、貯金のモチベーションも上がります。
さらに、自動振替機能を使えば毎月の積立も自動化でき、貯蓄が苦手な方でも継続しやすくなります。
なお、目的別口座は、円普通預金・定期預金・外貨預金(普通・定期)にも対応しています。
私は普通預金タイプしか使っていませんが、人によっては他の口座タイプも有用かもしれません。
SBI証券との強力な連携
SBI証券は日本の大手オンライン証券会社のひとつで、幅広い金融商品と充実した取引ツールを提供し、多くの投資家から支持を集めています。
NISAやiDeCoを始めるなら、まず最初に口座開設を検討すべき証券会社です。
住信SBIネット銀行とSBI証券は同じSBIグループ傘下のため、以下のようにシステム連携が非常に強力です。
主な連携メリット
このように、SBI証券との連携だけでも口座開設の価値があります。
さらに、三井住友ナンバーレスカードと組み合わせてNISA積立等を行えば、資産形成効率もアップします。
この「住信SBIネット銀行+SBI証券+三井住友カード」の組み合わせは、楽天経済圏の「楽天銀行+楽天証券+楽天カード」の組み合わせに匹敵するゴールドトライアングルとして、資産形成界隈では非常に有名です。
今回の記事は住信SBIネット銀行が主役のため、投資関連の詳細は今後別記事で解説予定です。
まとめ:ネットバンクなら住信SBIネット銀行が最強
今でもまだ、給料日に地銀やメガバンクのATMに列を作っている人々を見かけます。
これほど便利なネット銀行やキャッシュレス決済が普及している現代では、正直これは時間や労力の無駄と言えるでしょう。
住信SBIネット銀行なら、コンビニでいつでも無料で現金引き出しが可能。
送金・目的別口座・証券連携など、他のネット銀行と比べても一線を画しています。
楽天銀行も高機能で人気ですが、利便性・コスト・投資連携の総合力では、現時点で住信SBIネット銀行が最有力候補と言えるでしょう。
ネット銀行をこれから使い始めたい方にも、すでに使っている方の見直しにも、住信SBIネット銀行は強くおすすめできる選択肢です。
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