こんにちはAkitoです。
恋人との大恋愛や、熾烈な婚活の末にやっと見つけたパートナー。
そしてようやく始まる新しい生活。
結婚は人生の一大イベントのひとつであり、「ここから第2の人生が始まる」と言っても過言ではありません。
そのスタートを飾る結婚式は、多くの人にとって憧れであり、満足のいくものにしたいと願う人がほとんどでしょう。
しかし、式場選びや準備を間違えると、簡単に100万円以上損をしてしまうのが、ブライダル業界の現実です。
これから結婚生活を始めるというのに、100万円以上も損をし、しかも満足できない式になる――そんな事態は何としても避けたいものです。
今回は複数の記事にわたり、結婚費用を極力かけずに、満足度の高い式にするための方法についてお話ししていきます。
そしてこの第1弾となるこの記事では、「なぜ結婚式の費用はこんなにも高額なのか」という点に焦点を当てて解説します。
結婚式費用の相場
「ゼクシィ結婚トレンド調査 2024」によると、結婚式の全国平均費用は343万9,000円とのことです。
参考:omotte マガジン
https://www.anniversaire.co.jp/brand/omotte/magazine/preparation/18331/
私自身の肌感としても、300万円台が一般的だったように思います。
親族や友人の話を聞くと、「あれもこれも」とこだわった結果、500万円近くかかったというケースも珍しくないようです。
金額が大きすぎて麻痺してしまいがちですが、300万円と500万円では、実に200万円もの差があります。
これは、よほどの富裕層でなければ非常に大きな金額でしょう。
結婚式は後悔なく盛大にしたいという気持ちは理解できますが、ほんの少しの油断が数百万円の差を生むのがこの業界です。
慎重になりすぎるくらいで、ちょうどいいのではないでしょうか。
厳しいブライダル業界
現在、ブライダル業界は未曽有の危機に直面しています。
近年の婚姻数の減少は著しく、2024年にはやや増加したようですが、それまでは長期的に減少が続いています。
たとえば、最も婚姻数の多かった1972年と比較すると、現在は43%、つまり半分以下の水準です。
加えて、近年のCOVID-19の世界的流行の影響により、結婚しても式を挙げないカップルが急増。
ブライダル業界は深刻な打撃を受けました。
その結果、非公式ながら専門家の分析によると、業界全体の2〜3割に相当する結婚式場が、倒産または閉鎖に追い込まれたとも言われています。
こうした背景から、式場側は1組のカップルからできるだけ多くの利益を確保しようとする傾向が強まっています。
しかも、多くの場合、結婚式は一生に一度きりという性質上、リピートの可能性はほぼゼロ。
そのため、できる限り利益を上乗せしようとするのは自然な流れともいえるでしょう。
しかし裏を返せば、カップルの数が減っている今、価格競争に負けたくない式場も多いため、交渉次第で費用を抑えられる可能性も十分あるのです。
結婚式費用には「ぼったくり」も多い
前述のとおり、結婚式の費用には、項目によって「これは高すぎるのでは?」と感じるものが少なくありません。
もちろん、人件費・設備維持費・仲介手数料などを含めた背景コストを考えると、必ずしも不当に高いとは言い切れない場合も多いです。
とはいえ、たとえば外部で依頼すれば10万円のアルバムが、式場では30万円。
また、風船を飛ばす演出や、ガーデンイベントの備品レンタルなどが、かなり高額に設定されていることがあるのも事実です。
特に注意すべきは、アルバム・写真データ・動画撮影の追加オプション。
これらは費用が急増する要因となりがちで、提携業者しか使えないという制約がある場合も多く、選択肢がなく割高になりやすいです。
仮に持ち込みが可能な場合でも、ドレス・引き出物・映像などの持ち込み料が数万円単位で発生することがあります。
とはいえ、式場側としても、そういった部分で利益を確保しなければならない事情があるのも事実。
そのため、一方的に「ぼったくりだ」と決めつけるのではなく、冷静に判断することが大切です。
複数の見積もりを取り、同じ項目が式場ごとにどう異なるのか、持ち込み料はいくらかかるのかを比較・確認することが重要です。
実体験:初めての式場見学
最初の式場で感じた“本物らしさ”
式場探しを始めて、最初に見学に行ったのは、自然に囲まれた静かな場所にある式場でした。
建物は、まるで英国の邸宅のような佇まいで、赤煉瓦の外壁やアンティークの家具・絵画など、細部に至るまで「本物」の趣が感じられる空間でした。
私たちが求めていたのは、いかにも「結婚式専用の会場」というような雰囲気ではなく、建築物としての魅力を備えた場所。その意味で、この式場はまさに理想に近いものでした。
案内してくれたスタッフも、派手さはなく落ち着いた雰囲気で、丁寧に接してくれたことが印象に残っています。
チャペルも好印象
チャペルも、小ぶりながら洗練された空間で、全体的に落ち着いた印象を受けました。
白と黒を基調としたシンプルなデザインで、余計な装飾がないことが、むしろ好印象でした。
妻も式場全体をじっくりと見て回りながら、非常に気に入っていた様子で、見て回りながら少しずつ結婚式のイメージを膨らませていたように思います。
見積もりを見たときの率直な印象
提示された見積もりは、ゲスト30人でおよそ160万円。
正直なところ、このときは初めての見積もりで相場観もなく、比較対象もなかったため、
「結構かかるな……。でも、こんなものなのかな?」という曖昧な印象を抱いていました。
しかし、その後いくつかの式場を回り、見積もりを比較していく中で、最初の式場がいかに良心的だったかにようやく気づくことになります。
この式場では、初期見積もりの段階で最低限必要な項目が過不足なく盛り込まれており、他のどの式場よりも安価で明朗な内容だったのです。
当時はその点に気づかず、
「とりあえず他の式場も見てみよう」と判断しましたが、
今振り返ってみると、最初に訪れた式場は非常に優良な候補だったことは間違いありません。
まとめ:結婚式が高額な理由と体験
今回は、「なぜ結婚式の費用はこんなに高いのか?」という疑問から始まり、実際に私たちが初めて式場を訪れたときの体験を交えて、お話ししました。
結婚式の費用が高額になるのには、業界特有の構造や商慣習が関係しています。
一見すると同じように見える式場も、そのプラン内容や見積もりの構成には大きな差があり、素人目には比較が難しいのが現実です。
次回は、式場選びと見積もりにフォーカスした記事を投稿予定です。
実際に私たちがどのように式場を比較し、見積もりを精査していったのか――次回はそこに深く切り込んでいきます。
ぜひチェックしてみてください。
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